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東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の違いを徹底比較!

新幹線の豆知識
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東海道新幹線では、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3種類の新幹線が運行しています。

東海道新幹線をあまり利用したことがない方にとっては、

  • どれを利用したらいいんだろう…?
  • どんな違いがあるの?
  • 目的の駅にはどれに乗れば行けるの?

と、多くの疑問があるはず。

この記事では、東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」の違いを比較して、どれを選べば良いのかを分かりやすくご紹介いたします。

どの新幹線を選べば良いのかお悩みの方はご参考ください。

東海道新幹線「のぞみ」はどんな新幹線?

のぞみは、主要駅(東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪)にしか停車しない最速達の新幹線で、東海道新幹線の区間である東京駅ー新大阪駅までの所要時間は約2時間30分です。

1992年に、利用客数を伸ばしていた飛行機に対抗するため、ひかりより速い列車として新たに誕生しました。

東海道新幹線の中では唯一東京駅から博多駅まで直通運転しています。
※博多まで到達しない便もあるので注意が必要です。

「のぞみ」という名前の名付け親は、阿川佐和子さん(エッセイスト・小説家)だと言われています。

以下は、週刊文春2007年3月15日号に掲載された葛西敬之氏(JR東海会長)と阿川佐和子さんの対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」の冒頭部分です。

葛西:新幹線の「のぞみ」は阿川さんが命名されたんですよね。ご記憶ありますか?
阿川:深くありますっ!名前を決める委員に選ばれて伺ったら、すでに「希望」「きらら」「つばめ」「エース」などの候補が幾つかあって……。
葛西:二十ぐらいあったんですね。
阿川:私はノーアイディアだったから列車好きの父に相談したところ、「一つだけ言っておく。日本国鉄の列車の名前は歴代すべて大和言葉でつけられてきた。候補の中では『つばめ』しかないなあ」と。でも「ひかり」より速い新幹線が「つばめ」ってわけにもいかないって話になり……。
葛西:僕もそう思いました(笑)。ただ漢語も英語もカタカナもよくなくて、伝統を守ったほうがいいという阿川さんのお父さまのご意見はその通りだとも思っていました。
阿川:委員会では「希望」と「太陽」が有力候補になっていたんですが、私が最後に「一応父からの伝言なんですけど、日本の列車の名前は大和言葉で付けられてきたそうです。『希望』を大和言葉にすると『のぞみ』ですね」とだけ申し上げたんですよ。そうしたら「あ、そうですね。考慮に入れておきましょう」と。まさかそれが受け入れられるとは思ってなかったから、決まったときは「ウソッ、どうしよう!?」って慌てました(笑)。
葛西:僕は「のぞみ」は速度に関係ないコンセプトなのが、非常にいいと思いました。
阿川:今だから言えるようになったけど、最初の頃は友達が「今度の新幹線『のぞみ』だってさ。ダサ~い!」とかバカにしてたから、私がつけましたっていえなかった(笑)。
葛西:お陰さまで「のぞみ」がすっかり定着してよかったです。
阿川:名前って定着するもんですねえ。(後略)

引用元: 週刊文春 2007年3月15日号「阿川佐和子のこの人に会いたい」

また、こだまが音速、ひかりが光速ときて、光速より速いのは人の希望という思いも込められているそうです。

東海道新幹線「ひかり」はどんな新幹線?

ひかりは、停車駅が列車によって大きく異なる準速達列車です。

「ひかり」という名前は、開業前に行われた公募で1位に輝き選ばれたものです。
速度(光速)をイメージできることから、後述の「こだま」と組ませるのにぴったりだったという側面もありました。
新幹線の計画時は個別の名前をつけずに列車番号のみで区別する予定でしたが、「名前が欲しい」という要望があり、名前をつける流れになったそうです。

1964年の東海道新幹線開業時から運行されていた、日本最古の新幹線種別の一つです。
当時はまだのぞみは誕生しておらず、ひかりが最速達列車として運行されていました。
実は開業日の一番最初の列車もひかりだったそうです。

ひかりはのぞみが止まるような主要駅には確実に止まりますが、列車によってはのぞみとほとんど所要時間が変わらないものやこだま並みに停車駅が多いものがあります。
停車駅のパターンは10を超えているので、乗車前にしっかり確認しましょう。

また、ひかりは山陽新幹線への乗り入れを行っている列車ですが、ほとんどが岡山止まりとなっています。
博多まで一本で行くのであれば、のぞみを利用しましょう。

東海道新幹線「こだま」はどんな新幹線?

こだまは、東海道新幹線の全ての駅に止まる列車です。

こだま(木霊)はやまびこ(山彦)のことであり、「1日で行って帰ってくることができる」というコンセプトで決定されたと言われています。
ひかりが光速に対し、こだまは音速であるため、速度差を表すには絶妙なネーミングですね。

こちらもひかりと同じ1964年の開業時から運行されています。
こだまは元々東海道本線を走っていたビジネス特急として親しまれていた列車で、その名前と役割を新幹線へと継承したのがこの種別です。

運行区間はほとんどが東京駅から名古屋駅、新大阪駅までの区間運転となります。

各駅停車ならではの楽しみ方

駅弁は電車旅の楽しみの一つ!

各駅停車のこだまでは、ほとんどの駅でのぞみやひかりの通過待ちがあります。

この停車中に一旦下車して、ホームで駅弁を買って座席に戻る…といった、こだまだけの楽しみ方があります。

停車時間は5分前後と短いので、ホームの売店を利用する場合は停車前に売店の多い6、11、12号車付近に移動しましょう。

こだまは車内販売がないため、ホームの自販機にお世話になる人も多いそうです。

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の違いをなんでも比較!

ここからは、東海道新幹線を走る「のぞみ」「ひかり」「こだま」の様々な情報を比較していきます。

特に座席のコンセントを使いたい人や新幹線でタバコを吸いたい人は要チェックです!

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の停車駅は?

のぞみ停車駅
東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪
ひかり停車駅
東京、品川、新横浜、(小田原)、(熱海)、(三島)、(静岡)、(浜松)、(豊橋)、名古屋、(岐阜羽島)、(米原)、京都、新大阪

()の駅は、列車によって停車・通過が異なる駅です。

こだま停車駅
東海道新幹線の全駅

2020年3月14日のダイヤ改正にて、のぞみ1時間最大12本ダイヤが実現しました。

今後は臨時列車が新設・増発され、新幹線での移動がさらに便利になりそうです。

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の所要時間は?

特にひかりは停車駅によって所要時間が大きく異なります。
この表では、平均的な所要時間を掲載しています。

  東京⇔新大阪 東京⇔京都 東京⇔名古屋
のぞみ 約2時間半 約2時間15分 約1時間40分
ひかり 約3時間 約2時間40分 約1時間45分
こだま 約4時間 約3時間50分 約3時間

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の料金は違う?

東海道新幹線では、「のぞみ」の指定席やグリーン席を利用すると、「ひかり」「こだま」よりも特急料金が高くなります。

自由席であれば、どれを利用しても値段は変わりません。

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」で使われている車両は?

東海道新幹線で運用されているのは、大部分がN700系の改良型であるN700Aと、2020年7月1日からの新車両N700Sとなります。

N700Sが運用されるタイミングや、どの等級で運用するかは運転日の前日に公表されており、大半が「のぞみ」、たまに「ひかり」「こだま」の運用です。
ただし、2020年7月1日の時点で4編成しかないので、ほとんどの列車はN700Aでくると考えていいでしょう。

コンセントの有無や座席の快適性以外、これら2つの車両にとくに差は見られません。

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の座席の割合は?

  普通車自由席 普通車指定席 グリーン指定席
のぞみ 3 10 3
ひかり 5 8 3
こだま 10 3 3

自由席の位置は「のぞみ」「ひかり」は1号車(博多)寄りに集中しており、「こだま」は前後に固まっています。

グリーン車は全ての種別で8〜10号車に配置されています。

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の座席配置は?

東海道新幹線で運行されているN700A・N700Sの座席配置は普通車が2・3列、グリーン車が2・2列となっています。

「のぞみ」「ひかり」「こだま」間で差はありません。

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」に車内販売はある?

2023年10月31日(火)をもって東海道新幹線(東京ー新大阪)全ての「のぞみ」と「ひかり」での車内販売を終了します。
※山陽新幹線(新大阪-博多)は引き続き車内販売を継続します。

これより以下の内容については終了までの情報となります。

東海道新幹線では、「のぞみ」「ひかり」で車内販売を実施しています。

車内販売では、駅弁やソフトドリンク、アルコールなどを購入することができます。
東海道新幹線の車内販売の支払い方法や車内販売サービスが提供される時間帯についてなど、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

「こだま」は全列車で車内販売を行っていないので注意しましょう。
ただし、こだまは通過待ちでホームに停車している時間が比較的長いため、ホームの売店で買い物をすることができます。

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の喫煙事情

喫煙ブース

東海道新幹線の区間を走る「のぞみ」「ひかり」「こだま」は、全ての列車で喫煙ルームが設けられています。

実は、喫煙できる新幹線は東海道・山陽・九州のみで、他の路線では車内での喫煙は全くできません。

東海道新幹線と相互乗り入れを行っている山陽新幹線では一部の列車で喫煙不可であるため、全ての列車で喫煙可能な路線は東海道新幹線だけです。

普通車の喫煙ルームは博多寄りの3・7号車、東京寄りの15号車にあります。

10号車にも喫煙ルームはありますが、こちらはグリーン席利用者専用となります。

喫煙ルームは主要駅の出発直後や到着直前は混雑しやすいため、出発後20分後ぐらいから到着する20分前ぐらいまでに利用すると比較的ゆったりと利用できます。

東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」でコンセントを利用するなら?

東海道新幹線で運用されているN700Aのコンセントは窓側席のA席・E席と最前列・最後列に必ず設置されています。

また、グリーン車では全席でコンセントが利用できます。

新型車両であるN700Sであれば、普通車であっても全席でコンセントが利用できます。

なお、新幹線予約サイトきっぷるでは、コンセントのある窓側席を優先してお取りしています。
※混雑状況によってはコンセントがない席になることがあります。ご了承ください。

まとめ

東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」では、すべてN700系が使われているため、種別ごとに大きな差がありませんでした。

最後に、状況ごとにどの種別を使えばいいのかをまとめてみます。

  • 多少割高でもすばやく移動したいなら「のぞみ」
  • 料金を抑えつつ、車内販売を利用したいなら「ひかり」
  • 空いている列車で停車待ちにホームで買い物を楽しむなら「こだま」

もちろん、「のぞみ」が停車しない駅に移動する場合は「ひかり」や「こだま」を利用しましょう!

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