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九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」の違いを徹底比較!

N700系(8両編成) 新幹線の豆知識
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九州新幹線といえば、前線開業時の感動的なCMで話題になりましたよね。

CMだけでなく、列車自体にも他の新幹線にはない魅力がもりだくさんな九州新幹線を解説し、「みずほ」「さくら」「つばめ」の特徴を徹底的に比較していきます!

九州新幹線「みずほ」はどんな新幹線?

みずほは九州新幹線における最速達列車です。

全ての列車が山陽新幹線に乗り入れ、鹿児島中央から新大阪を往復しています。

「みずほ」とは、「みずみずしい稲の穂」を意味しており、日本国の美称でもあります。
九州新幹線の全線開業と山陽新幹線との直通運転を通じて、地域に豊かな実りを提供したいという意味が込められています。
日本国そのものにも由来するため、最速達列車にふさわしい格の高い名前ですね。

九州新幹線「さくら」はどんな新幹線?

さくらは九州新幹線の準速達列車です。
九州新幹線の区間のみを運行するものと、山陽新幹線に乗り入れるものがあります。

九州新幹線が開業された2011年に運行・直通運転が始まりました。
実はみずほ、つばめよりも運転本数が多く、九州新幹線の看板列車とも言われています。

名前は新車両のコンセプトである「日本の美しさ」に合致することから公募で選ばれました。
桜は日本の国花であり、日本最古の列車の愛称にも使われたことから、こちらも格の高い名前となっています。
みずほの名前が「日本国」そのものに由来するほど格が高くなったのは、この列車の名前の格の高さがあったからではないかといわれています。

九州新幹線「つばめ」はどんな新幹線?

つばめは九州新幹線の全ての駅に止まる列車種別です。

実はこの「つばめ」の名前の起源は古く、1930年から稼働していた国鉄を代表する特急列車の名称とされてきました。
なんとJR各社が「この名称に釣り合うだけの格式のある列車がない」と、国鉄「つばめ」の廃止以来しばらく使用してこなかったとされるとても伝統のある列車名なのです。
JR九州がこの名前を使うために、他のJRグループ各社から事前に了承を得たというので驚きですね。

つばめは原則九州新幹線の区間しか走っていませんが、実は1本だけ小倉まで到達する列車があります。
山陽新幹線に乗り入れるとはいっても九州地方を出るわけではないので、本州でこの列車を見かけることはありません。

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」の違いをなんでも比較!

ここからは、九州新幹線の「みずほ」「さくら」「つばめ」の情報をなんでも比較していきます!

九州新幹線でしか走っていない新しい新幹線の情報もありますよ。

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」の停車駅・所要時間は?

みずほ停車駅
博多、熊本、鹿児島中央
さくら停車駅
博多、(新鳥栖)、(久留米)、(筑後船小屋)、(新大牟田)、(新玉名)、熊本、(新八代)、(新水俣)、(出水)、川内、鹿児島中央

()の駅は列車によって停車するか通過するかが異なる駅です。

つばめ停車駅
九州新幹線の全駅(各駅停車)

特にさくらの筑後船小屋、新大牟田、新玉名はほとんどのさくらが通過するため、これらの駅を利用するならつばめがオススメです。

  博多⇔熊本 博多⇔鹿児島中央
みずほ 約30分 約1時間20分
さくら 約40分 約1時間40分
つばめ 約50分 約2時間

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」の料金は違う?

九州新幹線では、「みずほ」の指定席やグリーン席は、「さくら」「つばめ」の指定席やグリーン席よりも少し割高になります。

自由席の料金に差はありません。

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」で使われている車両は?

  使用車両
みずほ N700系
さくら N700系、一部800系
つばめ 800系、一部N700系

山陽新幹線に乗り入れるみずほ、さくらは全てN700系です。

九州新幹線の区間のみを走るさくら、つばめは800系が多く、N700系がくる可能性もあります。

乗車前にどちらの車両が来るか知りたい場合は、JR九州の駅別時刻表から乗りたい列車を選択し、「他の列車情報の表示」を見れば判別できます。
「N700系(8両編成)で運転」と記載されていればN700系、記載されていなければ800系になります。
JR九州の駅別時刻表はこちら

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」の座席の割合は?

  普通車自由席 普通車指定席 グリーン指定席
N700系 3 4.5 0.5
800系 3 3 なし

みずほ、さくらで運行されている8両編成のN700系は、グリーン指定席のある6両目が半分に仕切られており、残りの半分は普通車指定席になっています。

800系の列車は3号車が指定席に変更されることがあります。

また、800系のつばめは4号車が自由席になる定期運行の列車があります。

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」の座席配置は?

  普通車自由席 普通車指定席 グリーン指定席
N700系 2・3列 2・2列 2・2列
800系 2・2列 2・2列 なし

どちらの列車も、非常におしゃれなシートが見られます。

特に800系のシートは車両ごとに座席の柄が違うんだとか。
どの柄のシートに当たるかというのも、800系に乗車する醍醐味といえますね。

基本的に新幹線は実用性に振り切ったデザインがなされることが多いようですが、JR九州は観光列車に力を入れていることもあり、新幹線のデザインもかなり凝ったものになっています。
しかし、凝りすぎるあまり従来の新幹線にあった快適性を損なってしまい、落ち着いて乗車できない人もいるそうです……

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」に車内販売はある?

九州新幹線は、2019年3月15日で車内販売サービスを終了しています。

ただし、山陽新幹線に乗り入れる列車(みずほ、さくら)に限り、新大阪~博多間でのみ車内販売が行われるとのことです。

駅構内のコンビニエンスストアなどは充実してきているため、必要な買い物は早めに済ませておきましょう。

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」の喫煙事情

N700系であれば、3・7号車の喫煙ルームにてタバコを吸うことができます。

800系は全車禁煙ですので、ご注意ください。

喫煙ルームは主要駅の出発直後や到着直前は非常に混雑します。
出発20分後〜到着20分前であれば、比較的ゆったりと利用できます。

九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」でコンセントを利用するなら?

N700系は、グリーン車の全座席と普通車の窓側、最前列、最後列に設置されています。

800系の場合は、最前列と最後列のみの設置となります。

新幹線予約サイトきっぷるではコンセントの設置されている窓側の席を優先的にお取りしておりますが、混雑状況によってはお取りできないことがございます。
ご了承ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
九州新幹線はN700系、800系どちらもまるで観光列車のような設備なので、両方とも乗ってみたくなりますね。

どの種別も設備に大きな差はなく、乗車時間もそれほど長くはないので、行き先に応じた種別を選ぶのが良さそうです。
もしどちらかの車両に狙って乗車したいのであれば、こちらを参考にしてください。

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