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現美新幹線で“世界最速の芸術鑑賞”を楽しもう!乗車方法を大紹介!

E3系現美新幹線 新幹線の豆知識
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上越新幹線で2016年より営業されている「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」。

JR東日本の公式サイトで「世界最速の芸術鑑賞」とうたわれる通り、外装から普通車指定席のシートまで、列車全てが芸術作品となっています。

そんな現美新幹線の魅力や乗車方法、予約方法を紹介します!

2020年12月をもって、現美新幹線は運行を終了することが決まりました。

現美新幹線ってどんな“美術館”?

現美新幹線で展示されている芸術……というより、列車自体が芸術品といっても過言ではありません。

1両ずつ展示のコンセプトが異なり、高速で走り抜ける新幹線だからこそ生まれた作品もあります。

外装:日本三大花火「長岡花火」を豪快に

現美新幹線の車体は、山形新幹線の「つばさ」でおなじみのE3系です。

しかし、車体のラッピングは日本三大花火である「長岡花火」の写真を豪快に用いた派手なもの。

これまでの新幹線のイメージを覆すスタイリッシュさは、まさしくインスタ映え!
ホームに入ってきたら誰もがスマホのシャッターを切ってしまう、そんな列車なのです。

実は現美新幹線は案内上「とき」になっており、ときに乗るつもりでホームで待っていたら現美新幹線が来た、ということもしばしばあるようです。
現美新幹線自体は自由席特急券で乗車できるので、たまたま来た場合でも乗車してOKです。

11号車:普通車指定席すらも芸術!?

11号車は、現美新幹線唯一の普通車指定席です。

この車両のコンセプトイメージは「五穀豊穣」「祝祭」「光」で、運転区間のトンネルの多さを活かした光のアートが見られます。

しかし、メインカラーが黄色と黒なので、目が疲れやすい方は要注意。

おそらくは元々グリーン車だったと思われるため、読書灯やフットレスト等の設備が残っており普通車に比べればかなり豪華ですが、コンセントだけは設置されていないため注意が必要です。

13号車:プラレールで「遊ぶ」ことそのものを芸術にしたキッズスペース

13号車の半分はキッズスペースとなっており、子供が靴を脱いでプラレールで遊べるエリアとなっています。

その壁面やプレイゾーンの床はプラレールの線路をモチーフとした青と白のパターンで構成されています。
パターンの円の大きさや太さはプラレールとほぼ一致していて、なんとなくその上に線路を並べてみたくなってしまいました……(笑)

13号車のキッズスペースは、「遊び」という行為そのものを造形した遊び心満載な空間といえますね!

余談ですが、置いてあるプラレールには現美新幹線はもちろん、2階建て新幹線であるE4系もあるそうです。

新型コロナウイルスの対策のため、当面の間プラレールは展示されません。

13号車:特産品をふんだんに用いたスイーツが味わえるカフェ

キッズスペースと同じ車両の反対側はカフェとなっており、壁面には新潟の風景やそこにある歴史をテーマにした作品が展示されています。

ここで味わえるのは新潟ゆかりのスイーツや、ツバメコーヒーなどの「新潟の味」。

他の車両の座席にテイクアウトすることもできるので、新潟の風景と芸術を堪能しながら美味しいケーキをいただくことも。

また、金物・ステンレスで有名な燕三条で作られた現美新幹線限定のスプーンやタンブラーなど、オリジナルグッズの販売もこのカフェでされているので要チェックです!

12・14〜16号車:車両全体が美術館

12・14〜16号車はその車両全体が一つの展示ルームとなっています。

ステンレスでできた車内に高速で移り変わる車窓の景色を取り込む新幹線ならではのアートや、新潟の美しい里山を舞台にした作品など、いつまでも見ていたくなる魅力的な芸術作品が目白押し!

乗車時間は最長で50分程度なので、周りきれない人もいるかもしれませんね。

なお、展示内容はリニューアル等で変更になることがあります。

現美新幹線の運行区間は?

現美新幹線は、越後湯沢から新潟間を往復しています。

越後湯沢、浦佐、長岡、燕三条、新潟の各駅に止まります。

東京から新潟間を運行している通常の「とき」とは運行区間や停車駅が異なるので、注意が必要です。

現美新幹線はいつ来る?

現美新幹線は、原則土・日・祝のみの運行となっています。

ただし、8月上旬など、運行しない期間もあるため、詳しい日程は公式サイトをご覧ください。

また、現美新幹線は1日3往復の運行となっています。
該当する列車はとき451号〜456号です。

新型コロナウイルスの影響により、現美新幹線は7月末日まで運休となります。
8月1日から運転再開が決まりました。

越後湯沢発の現美新幹線

  • とき451号 8:24発
  • とき453号 12:44発
  • とき455号 15:20発

新潟発の現美新幹線

  • とき452号 11:26発
  • とき454号 14:02発
  • とき456号 16:42発

現美新幹線の料金は?

現美新幹線の料金は、通常のとき・たにがわに乗る場合と変わりません。

指定席の場合はとき・たにがわの指定席料金、自由席の場合はとき・たにがわの自由席料金と同じになります。

詳しい料金はこちらの記事をご確認ください。

現美新幹線に自由席はある?混雑度はどれぐらい?

現美新幹線は、指定席の11号車以外の全ての車両が自由席となっています。

その気になる混雑度ですが……どうやら案外空いているようです。

特に始発のとき451号や最終のとき456号はかなり余裕がある、とのこと。

ただし、13号車のキッズスペースだけは親子連れで賑わうため、他の車両よりは混雑していることが多いそうです。

現美新幹線の乗客は鑑賞のために歩き回る人が多いので、どの列車に乗っても座れなくて困るということはなさそうです。

現美新幹線の予約方法は?

現美新幹線の指定席(11号車)の予約方法は、通常のとき・たにがわと同じです。

新幹線予約サイトきっぷるでも予約することができます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

現美新幹線のツアーがあるの?

JR東日本より、びゅう旅行商品として現美新幹線を用いたツアーも提供されています。

東京から新幹線を乗り継いで日帰りで現美新幹線を楽しめるものや、温泉地に宿泊して新潟を満喫できるものなど、様々なツアーがあります。

ツアーによっては新潟特産のオリジナルグッズがもらえるので、気になる方はぜひご覧ください!

まとめ

いかがだったでしょうか。

作品のために作られた美術館が好きな筆者にとっては、生きている間に一度は乗ってみたい新幹線です。

現美新幹線の乗車にあたり、重要なポイントをまとめてみます!

  • 列車全てが美術館
  • 現美新幹線の料金や予約方法は通常のとき・たにがわと同じ
  • 車内は意外と空いており、指定席を取らなくても座れる可能性は高い
  • ゆっくり作品を鑑賞するなら始発のとき451号か最終のとき456号で!
  • ツアー利用で限定グッズも

以上、現美新幹線の魅力・乗車方法でした!

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