新幹線長野駅は、善光寺口に巨大な回廊を備えた北陸新幹線の駅です。
かつては長野新幹線の終点駅として栄えましたが、現在は最速達のかがやきがすべて停車する途中駅・各駅タイプのあさまの終点駅といった立ち位置に落ち着きました。
しかし、新幹線開通前は「陸の孤島」といわれることもあった長野駅は、今では首都圏⇄北陸という交通の大動脈として大活躍しています!
今回は、新幹線長野駅の乗り換え情報や新幹線パーク&ライドの駐車場について解説します!
長野駅の新幹線ホーム(のりば)への行き方
新幹線の唯一の改札口は東口側にあります。
善光寺口側・東口側のどちらから乗車する場合でも、建物沿いのわかりやすい場所に階段があるので、そこから2階へ上がりましょう。
新幹線の改札は2階より若干高いところにあるので、2階に上がった後にもう一度階段を上がることになります。
長野駅における新幹線との乗り換えにかかる時間(目安)
こちらに掲載されている時間は、「乗り換え標準時分」と呼ばれる、「新幹線を下車してから乗り換え先の列車に乗車するまで」の目安となります。
初めての方や身体が不自由な方など、移動に不安がある方は余裕を持ってプランを立てたいところです。
- 新幹線⇄信越本線・しなの鉄道・篠ノ井線(2・3・5〜7番ホーム)…7分
- 新幹線⇄飯山線(4番ホーム)…7分
- 新幹線⇄長野電鉄(9分)
長野駅の新幹線から各路線への乗り換え方
新幹線から信越本線・しなの鉄道・篠ノ井線へ乗り換える場合
長野駅の新幹線の乗換口は一つしかありません。
新幹線を下車したら乗換口を通り、目の前の階段を降ります。
すぐに各在来線への階段が見えるので、行き先をよく確認しそれぞれのホームへ向かいましょう。
なお、在来線としなの鉄道は線路を共有し運行しています。
新幹線から飯山線へ乗り換える場合
しなの鉄道北しなの線を経由し、飯山線方面に向かう列車は4番のりば発車です。
長野駅の4番のりばは3番のりばと同じホームで、金沢側が4番のりばとなっています。
新幹線を下車し乗換口を通ったらそのまま直進し、右手にある連絡通路を通ってミドリ口へと進みます。
突き当たりを右折し、4・5番ホームへ降りる階段からホームへ向かいましょう。
なお、同じしなの鉄道北しなの線の線路を走る妙高高原行きの列車は飯山線と違うホームから発着します。
新幹線から長野電鉄へ乗り換える場合
長野電鉄ののりばは善光寺口側にあります。
新幹線を降りたら、乗換口ではなく新幹線改札口を通りましょう。
右折しまっすぐ進み、突き当りの善光寺口の右の階段を降りると、すぐに長野電鉄線のりばへの階段が見えます。
新幹線からバスへ乗り換える場合
新幹線長野駅にはバスのりばが善光寺口、東口両方にあります。
ただし、善光寺口には主に路線バス、東口にはスキー場や行楽地へ向かう特急・急行バスが発着する傾向があります。
善光寺口バスのりばは改札を通って右折し、善光寺口の右側の階段を降りた先にあります。
長野電鉄のりばの方向と覚えましょう。
非常に規模の大きなロータリーなので、乗車する路線は事前に確認しましょう!
東口バスのりばは改札を通って左折し、階段を降りた先にあります。
長野駅発の新幹線の時刻表
長野駅の時刻表はJR東日本運営の「えきねっと」またはJR西日本運営の「JRおでかけネット」で調べることができます。
どちらを選んでも新幹線の時刻は調べられますが、JRおでかけネットは在来線の時刻表が掲載されていないため、乗り換えのために在来線の時刻も調べたい…という場合はえきねっとを利用することをおすすめします。
長野駅からの各新幹線の料金
長野駅からの新幹線「かがやき」の料金はこちらの記事をご覧ください。
長野駅の新幹線ホームの喫煙所
JR東日本によると、長野駅の新幹線ホームには上下線共に排煙設備のある喫煙ルームが設置されているそうです。
長野駅周辺の新幹線パーク&ライドに対応している駐車場
長野駅は、4つの駐車場が新幹線パーク&ライドに対応しています。
しかし、同じサービスでも料金が全然違います…
ここからは、新幹線長野駅のパーク&ライドの利用方法と、それに対応する駐車場を比較してみます!
長野駅の新幹線パーク&ライドの利用方法
- 入庫時に、機械から駐車券を受け取る
- 長野駅から北陸新幹線を利用する(特急しなの号はNG)
- 長野駅での乗車前または降車時に、きっぷと駐車券を駅係員に提示し、証明(エンコード)を受ける
- 出庫時に、証明(エンコード)を受けた駐車券を機械に入れて出庫
長野駅の新幹線パーク&ライド対応の駐車場
JR長野駅駐車場
善光寺口側にある駅ビルのミドリと接続している駐車場で、長野駅からのアクセスが良好であることが特徴です。
10時〜20時であれば、2階の接続通路から長野駅へ向かうことができます。
ミドリで買い物をするとサービス券が配布されますが、パーク&ライドと併用することはできません。
この駐車場のみ、精算に現金だけでなくSuicaを使うことができます。
- パーク&ライド利用者…1,300円/暦日(夜0時を過ぎると翌日分の料金が加算)
- 一般駐車場利用者…7時〜24時:20分100円、0時〜7時:60分100円
長野駅東口エクセルパーキング
長野駅東口側にある大きな駐車場です。
ホテルメルパルク長野のすぐ横にあるので見つけやすいです。
月極契約の駐車場でもあるので、空車状態でも「満車」表示になることがあります。
- パーク&ライド利用者…1,000円/暦日(夜0時を過ぎると翌日分の料金が加算)
- 一般駐車場利用者…30分100円
三井のリパーク 長野南石堂町糀屋駐車場
善光寺口側にあるホテルメトロポリタン長野(ミドリとは逆側)付近にある駐車場です。
少し離れていますが、徒歩5分程度なのでそれほどの距離ではありません。
また、この駐車場は最大料金が繰り返し適用されます。
日付が変われば無条件に最大料金が請求されるわけではないので、上手く使えばほかの駐車場よりも安く利用することができますよ。
- パーク&ライド利用者…最大900円/24時間
- 一般駐車場利用者…最大1,100円/24時間
長野駅で新幹線パーク&ライドを利用するならどれがいい?
パーク&ライドを出来るだけ安く利用したいなら、長野駅東口エクセルパーキングか、三井のリパーク長野南石堂町糀屋駐車場のどちらかになります。
エクセルパーキングは日付が変わった瞬間に1,000円が加算されるので、午後以降に出発したり、朝に帰ってくる場合は大きく損をすることになります。
逆に、朝出発夜帰りの場合は三井のリパーク長野南石堂町糀屋駐車場とほとんど料金は変わらないので、選択肢に入ります。
三井のリパーク長野南石堂町糀屋駐車場は駐車後から料金計算を行うため、いつ出発でも料金で大きく損をしません。
ただし、収容台数は61台と、ほかの駐車場より圧倒的に少なめです。
空車情報には常に気を配りましょう。
駅からの利用のしやすさを重視するなら、JR長野駅駐車場も選択肢に入ります。
10時〜20時に利用するなら屋根のある2階接続通路を利用できるので、雨に濡れることなく大きな荷物を持って移動することができます。
まとめ
新幹線長野駅の地元の杉材を使った列柱12本を用いて表現した「門」の形をした駅舎は、長野の文化や風情を表したとして2017年に「都市景観大賞(都市空間部門)」を受賞しました。
実はこの駅舎は5代目で、3代目の頃の仏閣駅舎を新幹線開業にあたって近代的なデザインの駅舎(4代目)に改築したところ、仏閣駅舎の復元を望む声があがったというのが、現在の門前回廊の駅舎になったきっかけだそう。
駅舎を見てみるために長野駅に立ち寄ってみるのもこれ一興。
長野の風情や人情を、身体で感じてみませんか?