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上越新幹線は全てE7系に統一!?期間限定のとき色のE7系など、E7系統一にまつわるギモンを解決!

新幹線の豆知識
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上越新幹線は、2019年3月から北陸新幹線で用いていたE7系の車両を上越新幹線「とき」「たにがわ」でも利用することになりました。

今後はこのE7系に順次置き換えていくとのことですが、これまで使われていた2階建て新幹線のE4系がどうなるのか、新しいE7系はどんな車両か、運行スケジュールはいつかなど、さまざまな疑問があるのではないでしょうか。

この記事では、E7系にまつわるさまざまな疑問を解説していきます!
上越新幹線を走っていた期間限定のとき色のE7系も取り上げています。

これを読めば、上越新幹線の歴史もわかるかも!?

上越新幹線の予約や空席照会の方法はこちらの記事をご参考ください。

上越新幹線はいつE7系に統一されるの?その経緯は?

JR東日本は、2020年度末までにE4系をE7系で置き換えると発表しています。

今では珍しくなった2階建て新幹線ですが、上越新幹線以外で姿を消した理由は2階建てであるがゆえの最高速度の遅さであると言われています。
上越新幹線で運用されているE4系も例に漏れず最高速度が他の新幹線に比べて遅く、2階建てでなければいけないほどの需要も無くなってきたために置き換えが始まったと考えられます。

E7系の置き換えが完了した地点で、2階建て新幹線は日本から姿を消すということになります。
少しさみしいですが、上越新幹線で最高速度が引き上げられそのための工事も進んでいるとのことなので、高速化の時代においては仕方ないことなのかもしれません……

さて、上越新幹線ではE4系、E7系の他にE2系も運用されています。
E2系は2004年に一旦運用が止まっていましたが、2013年に東北新幹線でE5系が導入された際に上越新幹線に転属させて運用が再開された経緯があります。
このE2系は騒音対策を進めた2022年度末までに全てE7系に置き換えられるそうです。

しかし、2019年の台風19号による被害で、長野新幹線車両センターの10編成が使用不能となってしまいました。
そのため、2022年度末に完了見込みだったE7への置き換えが、想定通りに進まない可能性が高まっています。

E7系への統一が完了すると、大宮から新潟駅間の所要時間が最大7分ほど短縮される見込みです。

置き換えの後継車にE7系が選ばれた理由は、東北新幹線はE5を軸に、上越・北陸新幹線をE7系を軸に運用することで、効率よく、かつ臨時列車の設定やトラブル時の運用を柔軟にできることを狙ったからだそう。

上越新幹線に登場した「とき色」のE7系、期間限定のワケ

とき

2019年3月16日のダイヤ改正で、上越新幹線でも用いられるようになったE7系。

運用開始に合わせて、ボディーに「とき色」のラインと、ときの羽をイメージしたシンボルマークをあしらったE7系の編成を運用するようになりました。
このデザインは上越新幹線を走るE7系のみに限定されています。

しかし、「とき色」編成は期間限定で、2020年3月をもって運行を終了した模様です。

では、なぜ期間限定なのでしょうか?
理由は、E7系を上越新幹線に投入した経緯にあると考えられます。

E7系を上越新幹線に投入した理由は、上越・北陸新幹線で車両を統一することで効率よく運用するためでした。
「とき色」仕様は上越新幹線限定の運用と仮定すると、車両を統一する意味がなくなってしまいます。

なお、「とき色」仕様の列車でも、内装は普通のE7系と変わりません。

上越新幹線のE7系の時刻表はある?

E7系の設備はE4系やE2系に比べても圧倒的に快適です。
そのため、できればE7系に狙って乗りたい!という方も多いのではないでしょうか。

公式の時刻表で見分ける方法は、グランクラスの有無です。
E4系、E2系にはグランクラスがないため、グランクラスがあれば必ずE7系ということになります。

ここから、2020年3月のダイヤ改正地点でE7系で運行されている列車を掲載します。
予約の際は列車の便名が出るため、以下に該当するものを選べばE7系に乗車できます。
ただし、この時刻は今後変更となる可能性が高いため、ご注意ください。

東京ゆきのE7系の列車

  • とき308号(7:49 新潟発)
  • とき320号(12:35 新潟発)
  • とき336号(16:56 新潟発)
  • とき342号(18:12 新潟発)
  • たにがわ402号(7:08 越後湯沢発)

新潟方面ゆきのE7系の列車

  • とき309号(8:52 東京発)
  • とき315号(10:16 東京発)
  • とき327号(15:16 東京発)
  • とき347号(20:24 東京発)
  • たにがわ413号(19:12 東京発)

上越新幹線のE7系の座席の機能はどうなってる?

E7系は2014年に投入された新しい車両で、従来の車両よりも多機能となっています。

特に座席でパソコンやスマートフォンを利用したい方には嬉しい機能があります。

  • グリーン車はもちろん、普通車にも全ての座席にコンセント設置
  • 全ての列車でWi-Fi完備
  • 全洋式トイレに温水洗浄機能付き便座を設置
  • 腰掛けに点字表記取り付け
  • 多機能トイレに独立型オストメイト設備の採用
  • 防犯カメラを通路部にも設置しセキュリティを強化

全ての座席にコンセントが設置されている車両は、北海道新幹線のH5系とJR西日本が所有しているW7系(E7系と設備は同じ)とJR東日本が所有しているこのE7系のみで、全国的にみても非常に珍しいです。

バリアフリーにも配慮されており、誰でも安心して利用できる列車といえます。

上越新幹線のE7系にグランクラスはある?

上越新幹線のE7系にはグランクラスが設置されています。

しかし、東北新幹線の「はやぶさ」などとは違い、アテンダントが乗車せずシートのみの営業となっています。

グランクラスのサービスについては、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

E7系についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
みなさんの疑問がひとつでも多く解決できれば幸いです。

最後に要点をまとめてみます。

  • E4系が全てE7系に置き換わるのは2020年度末
  • E2系も置き換え、上越新幹線の車両がE7系に統一されるのは2022年度末
  • とき色のE4系が見られるのは2020年3月まで
  • E7系は全席コンセント・Wi-Fi完備
  • E7系のグランクラスは現状シートのみの営業

E4系に乗りたい方は、今こそ上越新幹線の乗り時ではないでしょうか!?

JR東日本公式のえきねっとではツアーも紹介されているので、この機会にぜひ乗車してみてください!

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