山形新幹線にて2014年にデビューした観光新幹線、「とれいゆつばさ」。
足湯がある新幹線ということで、山形方面に行くときは乗ってみたいと思った人も多いのではないでしょうか。
今回はとれいゆつばさの特徴や予約方法、足湯の利用方法などを紹介します!
とれいゆつばさってどんな列車?
とれいゆつばさは、新幹線内を温泉街のように散策しながら楽しめる新幹線初の観光列車です。
「とれいゆ」という名前は、「トレイン(列車)」と「ソレイユ(フランス語で太陽)」を掛け合わせて付けられました。
太陽は「食に恵みを与えるもの」なので、“フルーツ王国”と称される山形にはぴったりなネーミングですね。
外装もいつもの紫色のE3系と違い、山形の主峰「月山」をモチーフにした爽やかな緑色となっています。
とれいゆつばさのシンボルマークは、山形の特産品がたっぷり詰め込まれた、まるでステンドグラスのようなおしゃれなデザインです。
そんなとれいゆつばさの設備を紹介します!
なんていっても足湯!
とれいゆつばさは、車窓を眺めながら足湯に入れるという、他の新幹線ではまず体験できない特徴があります。
足湯は16号車にあり、その車両には沿線の伝統工芸品である「天童木工」を使用したソファーが設置されています。
ただし、この足湯を確実に利用するためには後述の「びゅう旅行商品」を利用し、事前購入しなければなりません。
山形の特産品が食べれる!飲める!グッズも買える!バーカウンター
15号車には畳敷きのラウンジがついており、バーカウンターでお酒やおつまみを買って楽しむことができます。
山形の地酒やワイン、特産フルーツを使ったジュース、駅弁の他に、とれいゆつばさの限定グッズなどもここで取り扱っています。
また、このバーカウンターではグッズの販売も行っています。
とれいゆつばさ仕様のメモ帳や鉄下(靴下)など、乗車の記念におひとついかが?
新幹線にお座敷!?
とれいゆつばさの12〜14号車は全てお座敷の指定席になっています。
公式では「語らいの間」と呼ばれています。
天井や座席背板には山形名物のフルーツをモチーフにしたレリーフが飾られており、広々とした窓を横目にゆったりとした時間を過ごせます。
なお、駅やインターネットで普通の切符を買って乗る場合は12・13号車で、びゅう旅行商品を購入して乗車する場合は14号車に座ることになります。
普通車と侮るなかれ!普通車指定席
11号者はお座敷ではなく、普通車指定席として座席をとることができます。
ひとり旅やカップルで静かに過ごしたいときはオススメです。
ところでこの普通車指定席、実は改装前はグリーン車だった車両です。
つまり、設備はグリーン車のまま。
フットレストや深めのリクライニングなどが残っているのです。
これを普通車指定席と同じ料金で利用できるというので、かなりお得ですね。
とれいゆつばさに自由席はある?
とれいゆつばさは通常のつばさと違い、全席指定席の列車です。
自由席特急券では乗車できませんので、ご注意ください。
とれいゆつばさの料金は?座席の予約はできる?
足湯を利用しないのであれば、山形新幹線の指定席の金額のみで乗車することができます。
予約も普通のつばさを予約するのと同じやり方でOKです。
山形新幹線の料金や予約方法に関しては、以下の記事をご覧ください。
とれいゆつばさはいつ走っているの?
とれいゆつばさは毎日運行している列車ではありません。
基本的に土日祝に運行していますが、お盆やゴールデンウィークなどは運行スケジュールが変更になることがあります。
とれいゆつばさの足湯の利用方法・申し込み方法
とれいゆつばさの足湯を利用するためには、びゅう旅行商品を購入して事前に申し込むか、当日に車内で申し込む必要があります。
事前購入の利用料金は350円、当日購入の利用料金は380円です。
足湯は、指定された時間に16号者の係員に足湯利用券を渡すことで利用できます。
15分ずつの利用となっており、準備や着替えの時間も含みます。
また、時間の延長はできません。
足湯利用者を対象に、オリジナルタオルが配布されます。
そのため、タオルを用意する必要はありません。
次は、足湯利用券の申し込み方法について、びゅう旅行商品を購入する場合と当日に申し込む場合について解説します。
びゅう旅行商品を事前に購入する場合
JRの「びゅう」のとれいゆつばさを利用するツアーを予約することで、事前に足湯利用券を購入することができます。
選んだツアーによっては、特産のお酒やジュースが1本サービスで付いたり、とれいゆつばさ限定の「牛肉どまんなか」弁当が提供されることもあります!
サービス対象外のツアーもあるので、申し込む前に確認しましょう。
なお、びゅう旅行商品はきっぷるではお取り扱いしておりませんので、ご了承ください。
びゅう旅行商品の購入方法
- 利用したいツアーを選択する
- 宿泊施設名またはコース名と、出発日、人数を選択
- メールアドレスを入力し、受信したメールのURLをクリックする
- ツアー内容を確認し、お客様情報を入力(申し込み完了メールの地点では予約は未成立)
- 申し込み結果の回答が電話またはメールで届く
公式のパンフレットによると、足湯利用券はツアーを申し込む際に係員に申しつけるようにと書かれていますが、インターネットで申し込む場合は足湯の項目が用意されていません。
ツアーの申し込みの段階で足湯の申し込みも行う場合は、その他ご要望についての項目で足湯を利用する旨を記入するのがスムーズかと思います。
当日に申し込む場合
人数制のため確実に購入できるとは限りませんが、当日でも足湯利用券を購入することはできます。
足湯利用券は15号車のバーカウンターにて販売しています。
とれいゆつばさは全席指定席であり、急いで席を取りに行く必要はないため、当日申し込みの場合は乗車後すぐに15号車に向かいましょう。
その際に指定席券の提示を求められるので、カバンの奥深くにしまってた!ということがないようにすぐに出せる位置に入れておきましょう。
足湯の当日販売は早い者勝ちなので、利用するなら始発駅の福島か新庄から乗車することをオススメします。
まとめ
今回はとれいゆつばさについて様々な情報を紹介しました。
最後に重要なポイントをもう一度まとめます!
- とれいゆつばさは全席指定席
- 基本料金はつばさの普通車指定席と同じ
- 足湯を確実に利用するなら「びゅう旅行商品」で
- 足湯の当日販売は15号車で早い者勝ち
足湯が目玉であるだけに、利用できない可能性があるのは少し残念ですが、足湯以外にも魅力がいっぱいな列車ですので、山形観光の際にはぜひ利用してみてください。