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新幹線のきっぷを無くしてしまった!対処法を紹介!

改札が通れない 新幹線の豆知識
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滅多にありませんが、新幹線のきっぷを無くしてしまうことがあります。

今回は新幹線のきっぷを無くしてしまったときにどんな手続きをするのか、無くさないために何をすべきなのかなど、新幹線のきっぷ紛失について紹介していきます!

新幹線のきっぷを無くしたらどうなる?

ショックを受ける男性

新幹線のきっぷを無くした場合、原則同じきっぷをもう一度買わなければなりません。

どんなに高額であっても、クレジットカードの利用控えを持っていても、たとえ盗難された場合であっても、きっぷを持っていなければ再購入が絶対です。

また、割引のきっぷや旅行商品などの乗車票の場合は、同じ利用条件(区間・列車・座席の種類)で割引をしない正規料金のきっぷを購入することになります。

再購入の際に再収受証明をされ、「紛失再」と印されたきっぷを渡されますが、払い戻しのために必要となりますので絶対に捨てずに残しておきましょう。

なお、再収受証明は定期券や回数券、割引率の高い一部の乗車券の場合は受けられないことがありますので、ご注意ください。

東海道・山陽新幹線のクレジットカード購入だけは例外がある

東海道・山陽新幹線の指定席またはグリーン席をクレジットカード支払いで購入した場合だけは、きっぷが見つかっていなくても「きっぷが見つかった」として再購入したきっぷの払い戻しが受けられるケースがあります。

その条件は、

  • 紛失したタイミングが東海道・山陽新幹線の利用中である(改札内である)こと
  • 購入方法が駅でのクレジットカード決済またはエクスプレス予約、プラスEXサービスであること
  • 購入した座席が東海道・山陽新幹線の区間の指定席かグリーン席であること(乗車してから自由席を指定席に変更した場合は対象外)
  • 正規運賃で購入したこと(割引や旅行商品などは対象外)
  • クレジットカードの利用控え(コピーも可)があること
  • 再収受証明を受けたきっぷを持っていること
  • 無くしたきっぷが誰かに使われたり、払い戻しがされていないこと

となります。

少しややこしいかもしれませんが、要はクレジットカード決済で東海道・山陽新幹線の指定席(グリーン席)をとればこの特例が適用される可能性が高いということです。

これに該当した場合は、窓口に行って確認してもらいましょう。

無くした新幹線のきっぷが見つかったら

きっぷを再購入した後、1年以内であれば払い戻しをしてもらえる可能性があります。

ただし、再収受証明をされたきっぷと紛失していたきっぷ、その両方がなければなりません

両方のきっぷを持って駅の窓口(乗車駅・降車駅以外でもOK)に行きましょう。

払い戻しには手数料がかかり、普通車自由席の場合は220円、指定席以上の場合は330円となります。

払い戻しができないケース

  • 再購入後1年以上が経過した場合
  • 再収受証明をされたきっぷを持っていない場合

きっぷを無くしたら不正乗車を疑われることがある?

残念ながら、きっぷを無くしたふりをして不正乗車をする人は0ではありません。

そのため、きっぷを無くしたことがわざとでなくても、証拠がないことから不正乗車の疑いがかかってしまいます。

きっぷを無くしたときにどのような状況であっても再購入になるのは、不正乗車の対策ということでしょう。

再購入の際に支払金額を減らすために乗車駅をごまかした場合、駅員さんからの質問で嘘がバレると、払い戻しが受けられないどころか、本来払うべき金額の3倍の料金を支払うことにもなります。
詐欺罪に問われることもあるので、絶対に乗った区間を正直に申告しましょう。

新幹線の車内できっぷを無くしたことに気づいたら

もし新幹線の車内できっぷを無くしたことに気づいたら、できるだけ早く車掌さんに伝えましょう。

JRにはきっぷ紛失の調査をする部門があり、無くしたきっぷが降車駅までに見つかる可能性があります。
乗車駅と無くした時の状況(最後に見たのはどこかなど)がわかると見つかる可能性が高まります。

改札を出るまでにきっぷが見つかった場合、証明書をもらって降車できたケースと、見つかったきっぷを別の駅まで自分で取りに行かされたケースがあるようです。

システムとして「別の駅で紛失したきっぷを確認したため改札を通れる」という書類があるそうなので、基本的には別の駅まで取りに行かなければならないということはないはずです。

チケットレスのきっぷが使えない状況になったら

スマホが壊れた

近年では、携帯電話や交通系ICカードに新幹線のきっぷの情報を入れて乗車するといったチケットレス乗車のサービスが増えてきています。

きっぷを無くす心配がほとんどなくなった代わりに、電子機器であるため故障して使えなくなるということもありますよね。

ここからはその対処法をご紹介します!

JR東日本「モバイルSuica特急券」を使う携帯電話が故障したら

JR東日本が提供する「モバイルSuica特急券」は、「モバイルSuica」をインストールしてある携帯電話に予約したきっぷ情報を登録し、タッチするだけで新幹線に乗車できるサービスです。

モバイルSuicaを登録している携帯電話が使えなくなった場合は、次の方法で再発行できます。

  1. パソコンのモバイルSuica「会員メニュー」またはモバイルSuicaコールセンターで再発行登録を行う
  2. 新しい携帯端末にモバイルSuicaのアプリをダウンロード
  3. アプリを起動し、「再発行・機種変更はこちら」を選択
  4. 携帯のメールアドレス、Suicaパスワードを入力してログイン
  5. 初期設定からクレジットカード情報を入力
  6. 再発行についての説明を確認し、「実行する」を選択

なお、モバイルSuicaの再発行をした当日には特急券の購入や変更、利用ができなくなるため、乗車する当日に気づいた場合はきっぷの再購入をする必要があります。

チケットレスサービスを使う交通系ICカードが磁気不良を起こした場合

ICカードは便利ですが、磁気不良を起こした場合は改札を通ることができなくなってしまいます。

基本的には、チケットレスサービスを使っている交通系ICカードに登録してある決済用クレジットカードを持っていて、かつ乗車前であればきっぷの情報を移した上で乗車することができます。

別の正常な交通系ICカードがある場合は登録情報を変更することでICカードで乗車することも可能です。

既に乗車している場合は、車内であれば車掌さんに、降車時であれば改札の係員さんに相談すれば改札を通過できる可能性があります。

最終手段!きっぷ再購入のためのお金が足らなかったら

高額な料金

きっぷを再購入する際、新幹線の場合は高額になるためお金が足りないことがあります。

可能であれば家族や知人にお金を貸してもらいたいところですが、どうしても難しい時はJRからお金を貸してもらうことができます。

この時に作るのが、「支払猶予願書」という書類です。

必要な情報は

  • 住所
  • 氏名
  • 勤務先
  • 電話番号
  • 本人確認書類

となります。

支払い期日は長くても数日程度で、それまでにお金を返済する必要があります。

新幹線のきっぷ紛失・盗難対策

ここまできっぷを無くしたらどうするかという内容を掲載してきました。

しかし、可能ならきっぷを無くさないようにしたいですよね。

そこで、きっぷを無くさないように、そして万が一無くしてしまったときのために、対策しておきたいことをご紹介します!

東海道・山陽新幹線ではクレジットカード購入がオススメ

東海道・山陽新幹線の指定席を利用する場合は、駅窓口でクレジットカードを使ってきっぷを購入しましょう。

きっぷを無くした場合に、再購入の払い戻しが受けられる可能性が高まります。

きっぷを無くさない・盗難されない位置に入れよう

きっぷをよく無くす人の特徴として、適当にきっぷをどこかに突っ込んでしまうということが挙げられます。

胸ポケットや財布など、きっぷは必ず決まった位置に入れましょう。

また、盗難で紛失する可能性も考えなければなりません。
胸ポケットの場合は、ボタンなどが付いていると安全に保管できます。

首からかけるホルダーに入れたり、財布に鈴付きキーホルダーなどをつけて落としたら音が鳴るようにしたりするのもアリです。

手帳型のスマホカバーや定期入れなど、よく使う持ち物に入れておくのもオススメです。

また、予約した場合は当日受け取りにすれば、改札外で無くす心配がなくなります。

万が一新幹線のきっぷを無くしてしまったときのために

きっぷの写真

人間である以上、どうしてもきっぷを無くしてしまうことはあるかと思います。

万が一新幹線のきっぷを無くしてしまったときのために、できるだけスムーズに手続きができるようにしておきたいところです。

新幹線のきっぷの写真を撮っておく

新幹線のきっぷには、乗車区間の他に料金や乗ってきた時間、座席の位置も記載されています。

きっぷを無くしたときに聞かれる内容としてそのきっぷの金額、乗車した時間、座席の位置などが挙げられるため、パニックで真っ白になっても大丈夫なように、きっぷの内容は記録しておきましょう。

情報があればあるほど、発見できる確率が高まります。

料金が払えるぐらいの現金を持っておく

新幹線のきっぷ無くすと、よっぽどのことがなければ無くしたきっぷと同じ料金を払わなければなりません。

最終手段としてJRからお金を借りることが可能とはいえ、返済の義務はあるのでできれば自分で払っておきたいもの。

乗車した区間の料金を多めに持っておけば、再購入がスムーズに行えます。

なお、クレジットカードでの購入も可能ですが、払い戻しの際に再収受証明を受けた窓口に行かなければならなくなるようなので、ご注意ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

あの高額な新幹線の料金をもう一度払わなければならないと思うと、ゾッとしますよね……

この記事を参考に、くれぐれもきっぷは無くさないように気をつけてくださいね!

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